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蕁麻疹(じんましん)

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「じんましん」にもいろいろ(1)

もっともよく知られている皮膚疾患の一つに、蕁麻疹(じんましん)があります。3割の方は、一生のうちに一度は蕁麻疹が出ると言われているほどよく見られる疾患です。この身近な蕁麻疹にも、いくつかの種類があり、これから何回かに分けて蕁麻疹についてご説明させて頂きたいと思います。

そもそも蕁麻疹とはどのような疾患でしょうか?典型的な蕁麻疹の特徴は3点あり、かゆみを伴う、皮膚の一部が赤く盛り上がる(膨疹)、数時間以内には跡形も無く消える点です。虫刺されも似たような症状が見られますが、赤いブツが何日か続いたり、消えても褐色の跡がしばらく残ったりするなど、明らかに蕁麻疹とは異なります。

蕁麻疹の発症には、皮膚の小さな血管の周りに存在するマスト細胞と呼ばれる細胞から放出されるヒスタミンという物質が大きく関与しています。このヒスタミンが皮膚の血管に作用し、血液中の成分が血管外に漏れ出すため赤く盛り上がり、また、ヒスタミンがかゆみの神経を刺激するためかゆくなり、皆さんがご存じの症状を起こすのです。

「じんましん」にもいろいろ(2)

蕁麻疹にはアレルギーによって生じる(アレルギー性)蕁麻疹とアレルギーとは関連無く生じる(非アレルギー性)蕁麻疹があります。

蕁麻疹の発症には、皮膚の小さな血管の周りに存在するマスト細胞と呼ばれる細胞から放出されるヒスタミンという物質が大きく関与していることをお話ししましたが、このマスト細胞の表面に存在するIgEという蛋白が関与し、卵、エビなど特定の物質とIgEが結合してマスト細胞を活性化し、その結果生じる蕁麻疹がアレルギー性で、これとは別の機序でマスト細胞が活性化され生じる蕁麻疹が非アレルギー性です。

食物に関してもアレルギー性蕁麻疹と非アレルギー性蕁麻疹があり、エビ、カニ、ソバ、果物などが原因の場合はアレルギー性が比較的多く見られますが、青魚、肉類、ホウレンソウ、タケノコなどの野菜類では非アレルギー性が多いとされています。

食物による蕁麻疹では特定の食物を食べた時のみ蕁麻疹が出現する場合が多いので、ある程度原因食物を推定できます。毎日続けて蕁麻疹が出現する場合には、食物が関与していることはほとんどありません。

「じんましん」にもいろいろ(3)

蕁麻疹には様々な原因があります。魚介類・肉類をはじめとした食物、抗生物質・解熱鎮痛剤などの薬剤、細菌・ウイルスなどによる感染症などの他、強く擦ったり、押さえたりなどの機械的刺激や寒い・暑いなどの温度の変化も原因になることがあります。
若い方に多い蕁麻疹として、入浴や運動などで体が温まった時や、精神的に緊張した時に生じるコリン性蕁麻疹という蕁麻疹もあります。コリン性蕁麻疹では一つ一つの膨疹の大きさが1~4mmと小さいのが特徴です。これら多くの原因も別々に関わるのではなく、一つの蕁麻疹でも、いくつかの原因が関係することもあり、原因を突き止めるのが困難な場合も多くあります。
蕁麻疹が他の内臓疾患と関連あるのではないかと心配される方が多くおられます。一部の蕁麻疹は、ウイルス性肝炎、胃炎、甲状腺疾患、膠原病などの他の病気と関連があるとされていますが、大部分の蕁麻疹は内臓との病気とは関連ありません。

「じんましん」にもいろいろ(4)

蕁麻疹の治療は、第一に可能な限り原因・悪化因子を突き止め、それらを取り除く、あるいは避けることです。しかし、蕁麻疹には様々な原因があり、さらに、一つの蕁麻疹でも、いくつかの原因が関係することもあるため原因を突き止めるのが困難な場合も多くあります。

そのような場合にはお薬による治療が行われます。どのタイプの蕁麻疹でもヒスタミンという物質が大きく関与しているとされるため、このヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン薬、あるいは抗アレルギー薬が使われます。

副作用として、人により眠気を感じたり、前立腺肥大や緑内障の症状が強くなることもありますが、最近開発されたお薬は、これら副作用は無いか、あっても非常に少なくなっています。

お薬にも何種類かあり、蕁麻疹の種類、症状、効果を見ながら使い分けることが必要です。外用薬は、蕁麻疹が出ている時に使うと症状は軽減されますが、大きな効果はありません。

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